このサイトは整体師やセラピストを目指す人たちの役に立てれば幸いだと思って開設しました。
2018年1月より月に2回のペースで、整体の勉強会を行っていますが、そこで使っている資料と内容をまとめたものを掲載しております。
整体的手法を主体としての説明になりますが、「からだ」についての実践的知識を学んでいただき、そしてその知識を技術力向上のために役立ていただければ幸いです。
そして、より多くの人達のからだの不具合や不調や苦痛を和らげることのできる整体師・セラピストになっていただき、社会に大いに貢献していただければ何よりです。
このサイトの知識の概要
このサイトでの内容は、実際に整体の勉強会で生徒の皆さんに配布している資料に準じています。ですから、概念としての知識ではなく、実践的知識です。
学問的見解とは相違しているところもありますが、体験を通して獲得してきた知識を優先させています。
私たちの頭の中に定着している一般常識や一般的な思考パターンとは違う形で知識と実技が展開されていきますので、戸惑いや、疑いや批判的感情が生じるかもしれません。
しかし、原則は現代科学における解剖学であり、それをより実践的な立場で解釈したものです。そして、参考として伝統医学、つまり東洋医学(漢方・中医学)やアーユルヴェーダなどの見解を取り入れています。
概念から体験へ
私たちのからだ(肉体)については学ぶことが非常にたくさんあります。それは現代科学的にも非常に多いのですが、今は神秘的と思えるような未知の知識も含めますと、膨大で、とても一人の個人が学びきれるものではありません。
しかしプロの専門家としては、知識を正しく修得して、それを組み立てて実際の施術に活かす義務があります。
ここに矛盾が生じます。
覚えきれないほどの量の知識が存在していますので、学者のように知識を追求して、多くの知識を修得することが大切だと考えても、いつまでたっても合格ラインには到達しません。
ところが実際には、学びが途中の段階でも、知識に満たされていなくても、セラピストとして日々実践していかなければなりません。
自分の実力に不十分さを感じながらも、適切に施術をおこなって顧客の期待に正しく応えなければならないという葛藤が心の内に宿ってしまうかもしれません。
このような不安を抱えたままの状況を打開する方法は、知識を概念から体験に変えることだと思います。「百聞は一見にしかず」です。
頭で覚えた概念としての知識を頼りにしながらも、体験を優先し、体験によって修得、会得した知識を「自分の真実」とすることが大切だと思います。
このような体験が積み重なってきますと、セラピストとして自信が養われます。すると、膨大な知識の中で、どれが自分にとって必要なのかが解ってくると思います。
知識と技術の習得においては、体験に勝るものはないと思います。
私は、勉強会の中では、生徒の皆さんに知識が現象化、物理的に現実化するすることを必ず体験していただくようにしています。
「もっともらしい」理屈や理論を学ぶのではなく、現実として「からだが変化する」知識を体験していただいてますが、このサイトでの内容は、すべてそのような体験につながる内容になっています。
残念ながら、実際に勉強会に参加されるなどで実体験をされませんと内容が理解できないところも多いと思いますが、少しでも参考になって、役立てていただければ幸いです。