2020-05

基礎知識

影響部と被影響部

からだに不調や不具合の症状があるかどうかは別にして、私たちの肉体は常に原因があって結果があるというサイクルを繰り返しています。  これまで幾度となく登場してきた筋肉の連動はその一つの現れです。  例えば手の母指をMP関節の所で屈曲する動作で...
基礎知識

筋肉のリラックス状態と骨格の関係

「からだを楽にして快適な状態にする」というのが私たちの仕事の目的の一つです。  私たちに与えられた業務範囲内で、この目的を達成するための具体的な作業は、骨格筋の変調状態を改善して緊張状態を取り除くことが主になります。  その他にも呼吸状態を...
からだの観察

骨格の歪みと筋肉の変調の関係

一般の人は「からだ(骨格)が歪んでいる」のは「姿勢が悪いことが原因」だと考える傾向があります。さらに、首が痛む、肩が凝る、ストレートネック、腰痛などの症状も姿勢が悪いことが原因であると考える傾向があります。  それは、間接的な因果関係におい...
基礎知識

筋肉の性質 筋長と収縮点と変調

このサイトで勉強する整体療法では、最低限会得しなればならない技術が2つあります。  1つは筋肉(筋膜含む)の変調を捉える感覚であり、もう一つは骨格の歪みを捉える感覚です。  以上の2つが体得できなければ、このサイトで今後説明する内容を本当の...
からだの観察

からだの中の骨盤

私たちは背骨(脊椎)を持った脊椎動物です。脊椎動物の起源は5億年前に遡り、今なお東北地方で食材として親しまれている海鞘(ホヤ)など原索動物が始まりだったと考えられています。 脊椎動物のはじまり  成体としての海鞘は一つの袋状の動物で、外見的...
基礎知識

からだの中の細胞の働き

私たちの肉体は60兆個もの細胞で構成されていると言われています。それは私たちの頭では想像できないくらい膨大な量になりますが、考えた見ますと元々は受精卵というたった一つの細胞でした。 その一つだった細胞が分裂を果てしなく繰り返し、やがて現在の...
からだの観察

軟部組織(筋肉・筋膜・靱帯)と骨格

整体的施術はいろいろな方法がありますが、物質的な面では下記の二つに大別することができます。 骨格を操作することを主体にする手技、 筋肉・筋膜・靱帯など軟部組織を調整することを主体にする手技  カイロプラクティックは骨格を直接的に操作する手技...
からだの観察

からだの中心と外側

「整体観」という言葉が中医学にはあるようです。それはとても大きな観点での概念ですが、整体療法の入口段階では、そのような大きな観点ではなく、より実践的な観点で「整体」を考えた方が効率的だと思います。  つまり、とりあえずは筋・骨格系の枠の中で...
基礎知識

循環における鎖骨下静脈の大切さ

07  全身の細胞は例外なく、酸素と栄養を必要としています。生命活動を行うためにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーは細胞内のミトコンドリアが酸素と糖質を代謝することによってつくり出されています(ATP)。  そして、細胞が必要とする酸...
からだの観察

筋骨格系と循環系

からだに不調や不具合が生じたとき、それは筋骨格系の問題なのか、それとも循環系の問題なのか、という二つの視点で観察することも大切です。  例えば、足首を捻ってしまい上手く歩くことができない場合は、筋肉や靱帯が損傷したことが原因ですから筋骨格系...