からだの観察

からだの観察

骨格の観察(2)‥‥鎖骨・肋骨の観察と影響部・被影響部

体幹前面の骨格の観察では鎖骨と肋骨の観察がしっかり行えることが大切です。  鎖骨は肩甲骨と一体となって上肢帯を形成しています。つまり、上肢の動きに関して要となる骨格です。いわゆる四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎においては鎖骨の状態が絡ん...
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骨格の観察(1)‥‥脊椎と骨盤の観察

骨格を触り馴れていない人にとって、骨格の歪みを観察する作業はとても難しいことです。  背骨が横に曲がっている、骨盤が後傾している、顔が大きく歪んでいる、O脚になっている等々骨格の歪みが大きい場合は、歪みを把握することはそう難しいことではあり...
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骨格の歪みと筋肉の変調の関係

一般の人は「からだ(骨格)が歪んでいる」のは「姿勢が悪いことが原因」だと考える傾向があります。さらに、首が痛む、肩が凝る、ストレートネック、腰痛などの症状も姿勢が悪いことが原因であると考える傾向があります。  それは、間接的な因果関係におい...
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からだの中の骨盤

私たちは背骨(脊椎)を持った脊椎動物です。脊椎動物の起源は5億年前に遡り、今なお東北地方で食材として親しまれている海鞘(ホヤ)など原索動物が始まりだったと考えられています。 脊椎動物のはじまり  成体としての海鞘は一つの袋状の動物で、外見的...
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軟部組織(筋肉・筋膜・靱帯)と骨格

整体的施術はいろいろな方法がありますが、物質的な面では下記の二つに大別することができます。 骨格を操作することを主体にする手技、 筋肉・筋膜・靱帯など軟部組織を調整することを主体にする手技  カイロプラクティックは骨格を直接的に操作する手技...
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からだの中心と外側

「整体観」という言葉が中医学にはあるようです。それはとても大きな観点での概念ですが、整体療法の入口段階では、そのような大きな観点ではなく、より実践的な観点で「整体」を考えた方が効率的だと思います。  つまり、とりあえずは筋・骨格系の枠の中で...
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筋骨格系と循環系

からだに不調や不具合が生じたとき、それは筋骨格系の問題なのか、それとも循環系の問題なのか、という二つの視点で観察することも大切です。  例えば、足首を捻ってしまい上手く歩くことができない場合は、筋肉や靱帯が損傷したことが原因ですから筋骨格系...