施術と実践

上半身

喘息と背骨と足の反射区

これまで長年、皆さんのからだを観察してきましたが、すぐに咳き込んだり、あるいは風邪を引いて一時的に咳き込む状況になっていたり、あるいは喘息になりやすい体質だったりしている人の背骨には特徴があると私は認識しています。  それは背骨の上の方、第...
上半身

胸鎖乳突筋の鎖骨頭の変調がもたらす症状

胸鎖乳突筋の鎖骨頭  一般的な解剖学の本や情報では、胸鎖乳突筋に胸骨頭と鎖骨頭があるとは記載されていますが、それぞれの働きや役割についてはほとんど言及されていません。  しかし整体の現場では、この二つ(胸骨頭と鎖骨頭)を分けて考えないと施術...
下半身

足を整えることの大切さ‥‥第3腓骨筋編

歩行の動作において大切なポイントはいくつかあります。歩行時に太ももを上げ始め足を前にだす動作において足の内側(母趾側)を引き上げて前に出しているのか、あるいは足の外側(4趾・5趾中心)を引き上げているのかの違いは、効率良くからだを使うための...
上肢と上支帯

下部僧帽筋のこわばりによる症状と対策

首~肩後部の張り、出っ尻出っ腹、反り腰、尾骨の突出など  私たちの背中には僧帽筋という大きな筋肉があります。僧帽筋は背骨(後頭骨と頚椎と胸椎)に深く関係する筋肉であり、骨格としては肩甲骨の在り方にとても強い影響を与える筋肉です。  私たち専...
上半身

上腕の外旋と前腕の回内

スマホを操作する時間が長くなった、パソコン作業が増えた、リュックサックを使う人が増えた等々、現代人の生活様式は両肩が前に出る姿勢になりやすい欠点があります。いわゆる猫背の体型になりやすいのですが、すると手作業をするときに脇が開いた状態になっ...
下半身

腰痛、股関節まわりの症状と大腿方形筋

股関節で大腿骨を外旋する働きをする筋肉の一つに大腿方形筋があります。また、その他に股関節の外旋に関わる筋肉としては、梨状筋、大殿筋、上双子筋、下双子筋、そして短内転筋と大腰筋、腸骨筋があります。  大腿方形筋は座位における骨盤の安定に対して...
施術と実践

顔面を上げる施術での確認ポイント

多くの人の顔(顔面)は下がっています。具体的には前頭骨、鼻骨、頬骨、上顎骨が下がり、後頭骨が上がった状態になっています。尚、下顎骨は顔が下がっている状態とは関係なく下がっている場合が多く見受けられます。  「どうして顔面が下がるのか?」と考...
施術と実践

脊椎を整えるために‥‥(1)頚椎と骨格筋

頚椎は7個ありますが、環椎(第1頚椎)と軸椎(第2頚椎)を「上部頚椎」と呼称することがあります。そして、実際、上部頚椎の状態を把握することと整えることはなかなか難易度の高いことでもあります。  しかしながら上部頚椎は全身のバランスと機能にと...
施術と実践

施術に際しての考え方、3つの区分け

私たちが取り扱いう範囲において、からだが不具合や症状を抱えたり不調になったりする理由は、大きく筋骨格系の問題と循環系の問題に分けて考えることができます。  筋骨格系の問題というのは、骨格の歪みや筋・筋膜の変調が主な原因になって生じる問題のこ...